NARUHODO GUIDE 04 — POWER CONDITIONER
パワーコンディショナ10年後、
何を基準に考えるのか。
パワーコンディショナは、パネルがつくった直流電力を、 家庭で使える交流へ変換し、系統との安全な連系を支える中枢設備です。 年数だけで即交換するのでも、故障するまで何も考えないのでもありません。
パワコンは、変換器であると同時に、太陽光システムの制御装置。
太陽光パネルがつくる電気は直流です。 家庭のコンセントや電力系統では交流が使われるため、 パワーコンディショナが電気を変換します。 さらに、パネルから電力を効率よく取り出す制御や、 電力系統へ悪影響を与えないための保護機能も担います。
つまり、パネルが発電できても、パワコンが停止すれば、 通常の形で家庭へ電気を送ったり売電したりできません。 パネルの長期使用を考えるうえで、パワコンは避けて通れない設備です。
10年は「必ず壊れる年」ではなく、見直しを始める時期。
同じ年数でも、設置環境、稼働状況、機種、温度、換気、 過去のエラーなどによって状態は異なります。 年数だけを理由に交換を断定することも、 動いているから問題ないと放置することも適切ではありません。
機種、能力、保証、後継機の確認。
表示、停止履歴、異音、発熱。
天候・季節を考慮した過年度比較。
屋内外、温度、通風、水分、周辺状況。
選択肢は、継続・単体交換・蓄電池との同時更新。
現状を継続
異常がなく、保証や故障時の対応を確認できる場合は、使用を続ける選択。
注意:突然停止した場合の連絡先と代替計画パワコンのみ交換
発電設備を維持しながら、必要な変換・連系部分だけを更新する選択。
注意:既存パネル、回路、出力との適合蓄電池と同時更新
ハイブリッド構成などを使い、自家消費や停電対策まで含めて再構成。
注意:費用、工事、保証、必要容量の根拠同時更新は工事をまとめられる可能性がありますが、 だからといって必ず経済的とは限りません。 現在の余剰電力、夜間需要、停電目的が十分でなければ、 パワコンだけを更新するほうが合理的な場合もあります。
機器のカタログだけでは、交換可否を決められない。
既存パネルの直列構成や電圧、パワコン容量、接続箱、 分電盤、100V・200V回路、停電時に給電する範囲など、 現地と既存資料を確認しなければならない項目があります。
容量、電圧、ストリング、接続構成。
分電盤、回路、100V/200V、契約電力。
特定負荷、全負荷、必要出力、切替方法。
設置場所、配線距離、基礎、通信、申請。
早めに点検を依頼したい兆候。
安全に関わる異常が疑われる場合は、自己判断で内部を開けず、 メーカー、施工店、資格を持つ技術者へ相談します。 FIT Solutionのオンライン整理は、現地の安全確認を代替するものではありません。
FIT Solutionが技術パートナーへ確認する内容。
- 1既存設備と新機器の適合根拠
- 2現状維持を含めた代替案
- 3基本工事と追加工事の分離
- 4製品保証と施工保証の範囲
- 5故障・事故時の初動窓口
OFFICIAL & TECHNICAL SOURCES
説明の基礎にした資料。
- 太陽光発電協会「太陽光発電に関する資料・技術文書」
- 太陽光発電協会「ソーラー生活を続けよう」
- 資源エネルギー庁「買取期間満了後 よくあるご質問」
FROM KNOWLEDGE TO JUDGMENT
四つの「なるほど」を、わが家の判断へつなげる。
FIT、卒FIT、蓄電池、パワコンを順番に理解したら、 次は家庭の資料とkWhを使って、現状維持を含む三つの道を比較します。